住んでみたい家

manago2005-06-13

今日のご飯は、
・さらし玉葱とかつぶしをのせた冷や奴
・水菜のサラダ胡麻ドレッシング
・納豆(すし酢を入れるとあっさり)
・葱とわかめのおみおつけ
でした。
この冷や奴、職場の先輩から教えてもらって半信半疑だったのですが、美味!でした。
あと胡麻ドレッシングはこれに限ります。
老夫婦のご飯みたいにあっさりですが、これからまたちょいと昨日のラタトゥイユをつまみながら飲むので、これでよいのです。

たまに本を読んでいて、うっとりする描写にあたることがあります。私の場合は家の描写と食べ物の描写が多いようです。先日読んでいて素敵と思ったのは、
その前にはみごとな葡萄棚があり、葡萄棚の下には石をたたんだ、一丈ばかりの泉水がある。僕はその池のほとりへ来た時、水の中の金魚が月の光に、はっきりと数えられたのも覚えている。池左右に植わっているのは、二株とも垂糸檜に違いない。それからまた墻に寄せては、翠柏の屏が結んである。その下にあるのは天工のように、石を積んだ築山である。(芥川龍之介「奇遇」)
特に水のある庭の家に弱いようです。
現実にある家で一番好きなのは、谷中にある朝倉文夫邸です。朝倉文夫記念館という美術館として公開されています。中庭が泉になっていて、縁側が水の上に張り出ているという水好きにはたまらないロケーション。こんなところに住んでいたら水の湧く音が聞こえるようで幸せでしょうね。大きな池もいいのですけれど、何となく開放的すぎて、こじんまりした感じが好みです。あと、このお家は私の大好きな中国趣味もいっぱいです。二階に上がると【トウ】石如の書などもかかっています。ここ数年行ってませんが、また行きたいです。