おいしすぎ

今日は亭主が仕事なのをいいことに朝風呂に入ってからお出かけ。

まずはTango仲間のN嬢と毎度おなじみのラ・クローチェでお昼ご飯!ピッツァ・ルスティカ(サラミと卵とモッツァレラ)とサルシッチャ(自家製腸詰)と野菜のリゾットをシェア。量もしっかりある上に、どっちも地味な組み合わせなのにチーズがとても美味。グリーンサラダも美味。セットのサラダがおざなりだとすっかりテンションが下がってしまうのでこれはとても大事。お水代わりに出てくるフレーバーティーもおいしくて、思わず買ってしまうN嬢。お気に召していただけて何よりです。おいしいね。

そして知る人ぞ知る、いつもの土曜午後のミロンガへ。ここのミロンガは最近お気に入りですっかり定番になっています。選曲がよくて、客層も最近とてもいい感じ、どういうご縁かオーガナイザーとすっかり仲良くなったのでよく遊びに行くのです。

オーガナイザーは、踊るたびにいろいろなTipsを教えてくれてほんとに面白い。もちろん踊ってる最中は真剣だけど、軽い曲のイントロとか、曲と曲の間にちょろちょろっと、私がぜんぜん考えたこともなかったようなことを話してくれるのです。先日あるMilongaの曲名(El Entrerriano)で盛り上がってから、最近の話題はイントロクイズ「これ知ってる?」「うーん、Gallo Ciego」、「これは?」「あ、なんだっけ」「La Yumbaだよ。有名じゃない?」「あんまり好きじゃないから覚えなぁい」。曲の分類としてダウンとアップという分類があるということも教わりました。どこにアクセントがあるかで踊り方が変わってくるらしいのです。Gallo Ciegoなんかは完全にダウン、こってり地を這うように踊るの。なるほど!!目から鱗でした。おいしい。

彼の踊りも個性的なので、実は最初「これって何?」っておもったけど、慣れてくると変化に富んでてものすごく面白い。飽きるってことがないのです。プロなんだから当然といえば当然だけとリードを信じて身体を運んでいれば絶対失敗しないし、態勢が崩れてしまっても綺麗におさめてくれる。そして、これはなかなかプロには稀なことに惰性で踊ってるなぁと思ったことが一度もありません。常に彼自身が音楽を楽しんでて踊りを楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。その茶目っ気がわたしにも伝わってきてとても楽しい気分になるのですね。おいしい。

これはミロンゲーロと踊っていても通じること。自分がのりのりでも、相手が抑え目だと楽しく踊れないし、相手がのりのりでも「ちょっと待ってよ!」ってときもある。「この曲はこんな感じ」という音楽観が偶然重なる相手や、理解して互いにすり合わせていける相手というのは本当に貴重だなぁとつくづく思います。

今日のTangoNegroやTocaTangoは因縁の対決ができて幸せ。大好きな曲だからいつもこんな楽しく踊れるとうれしい。おいしい。


さて、Tangoのあとは亭主とご飯。お昼にラ・クローチェに行ったのには実は夜のMenuを偵察する目的もあったのです。とても美味しそうだったので、今日の外ご飯はここに決定。

鰤のスモークカルパッチョ(軽くスモークした鰤が美味、野菜もたっぷり)
平貝の黒いタリアテッレ(しこしこの貝とズッキーニパプリカなどの野菜をオイルパスタにして貝の器に、たぶん生パスタ)
金目鯛の濃厚ソース(パリパリで塩加減絶妙のロースト、身が自然な甘み。ソースとマッシュポテトv美味)

もちろんワインは白で。

Menuを見て来ることにしたなんておくびにも出さずに鰤を楽しんでいたら、ウェイターさんが「お昼はありがとうございました」と、亭主から冷たい視線・・・(汗)。えっと・・・。

フレッシュ苺のトルタとカプリ島のチョコトルタ、特製チーズケーキを買って、タクシーで帰宅。どれも濃厚なのでシェアしても楽しめます。ほんと、おいしいなぁ。

夫はシングルモルトと葉巻も楽しんでご満悦。

Tango,Food,Family三拍子そろった素敵な一日でした。