Sabor de Espana

manago2007-04-14


最近書くほどのタンゴも書くほどのお料理もせず、踊れるときにはだらだらと好きなようにタンゴを踊り、家にいるときにはだらだらと家事をする日々でした。だらだらしてると文章にするの・・・当然面倒になってくるわけで。

今日は毎度おなじみの昼間のミロンガへ。何にも考えずにのんびり踊ってました。技術的な課題はいろいろあるのですが、今日はまったく考えず。ただ、ちょっと上半身の肩とみぞおちの保ち方だけはちょっと意識しながら。

やはり意識して踊りの楽しみに致命的な影響を与えないのは一箇所が限界みたい。

で、帰宅してから、先日ご紹介のBlogからかねがね作ってみたかった料理をいろいろと。

たらとカリフラワーのグラタン
(ホワイトソースのかわりにジャガイモを牛乳とあわせたものを使っています)
イカのスパイス煮込み
(新たまねぎで!本当はカイエンペッパーをかなり入れるようですが、我が家は辛いものが鬼門の夫に合わせてほんの気持ち程度、自分はお皿でふります)
甘エビとトマトのスープ
(ポタージュのはずが、牛乳をグラタンで使いすぎてあっさりに)

ずーっと食べたかったフランスの家庭料理ブランダードみたいなタラ、にんにく、ジャガイモの組み合わせをやっと実践。こういうひなびた料理は私がつくってもしみじみ美味しい。カリフラワーは結婚して以来ほとんど家では使わなかったのですが、優しい味でいいなぁ、と再認識。先日は同じ方のレシピのサブジを作ってそれも美味でした。

イカは春の子持ちイカ、美味しそうだったので刺身用を奮発。イカって内臓をとるのが魚よりシンプルでたすかります。といってる時点で怠け者がばれてますね。卵も入れてしまったのでこってりと濃厚な味。

甘エビは我が家の最寄の魚屋さんのお刺身用甘エビが半額になったころを頂きます♪だって100円代ですよ。このレシピだといつももったいないなぁと思いつつ、しがんで(これ標準語?)捨てている頭や足も無駄にしない感があって嬉しい。

どの料理にもフードプロセッサーが大活躍。本当に私のようなずぼらが料理するのにはほんとうに助かる一台です。
今日はスープあふれさせて掃除に手間かかりましたが、たまねぎのみじん切りで涙することを考えたらこんなことくらい。クジナートのパンだねを練ったり、千切りができたりする一台がほしいというのは贅沢かな。

今日は仏頂面の夫も、久々に普通(それでも普通なんだけど)の顔に。「ちょっとワインほしいなぁ」などと申しておりました。走って近所の酒屋まで行きましたよ。

ストック

最近、タンゴを制限される機会が多くて、仕方なく料理に凝っています。最近のブームはこのご本。

いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓

いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓

本体はブログで継続中ですが、いつ見ても美味しそうでたまりません。そしてこのご夫婦の仲の良いこと。ただうらやむのではなく、こういう素敵な関係を維持することというのは本当に大変なことだとわかるから、尊敬してしまいます。

というわけで、凝った結果(必ずしも上記の本とは関係ない)のストックが我が家の冷凍庫にパンパン。

豆と鶏肉の炊き込みご飯、
ラタトゥイユカポナータ)をフードプロセッサで細かくしたもの
(ひき肉といため合わせてラザニアに入れるつもり)
牛乳卯の花(上記の本から)
薄味きんぴらごぼう

今冷蔵庫では干しだらを作っています。そうそういちごジャムも煮ました。

最近は朝ごはんにも凝っていて、朝から具沢山のスープとか、具入りオムレツとか作っているのですが、いまいち不評。相手の立場で考えるっていうのは難しいことです。でも自分がやってみたくて、相手にも悪くないんじゃないか、というようなことしかできないわけです。

難しいよ

夜想曲踊り終わって・・・。

「このリード好きだけどスリリングで難しいよ。踊りづらいよっ!」

と文句を言ったところ、

「いやぁ、いつもちょっと難しめにしてるんだよ。退屈するかと思ってさ」

だって・・・。笑えましたが。

面白いのも好きだけど、気持ちいいのはもっと好きだって今度いっとかなきゃ。

お夕飯はルーから作ったカレーだったのですが、「先に食べてるよ」と言った夫が焦げつかせ・・・。
せっかくいい煮加減だったじゃがいもを煮崩し・・・あぁ。

この鍋だけは焦げ付かせないでほしい。そして多層鍋だから焦げ付かないはずなのになぁ。

うっとりを通り越して

久しぶりに行くミロンガへ。

いつも踊る人と踊り終わったところに、思わぬ人から「踊ろ!」とお声が・・・。たいていのことには動じない私が、思わずオドオドしちゃうくらいヤバい人なのです。そういえば、テーブルからかなりこっち見てたけど・・・。

何がヤバいって?この人と踊ると顔がおかしくなっちゃうの。目が閉じて口が開いちゃう。あわてて目を開けて口元を引き締めても全然だめ!数秒でほらもとどおり。だぁ。

前に踊ってた人のモードが抜け切れなくて(言い訳)すごく緊張して、いろいろ手のこんだリードを受けそこねてしまいました。もったいない・・・。

煮物が好き

manago2007-02-18


昨日は調子悪い・・・とかいいながら、久々のプライベート受けて、へとへとになって水呑んでカウンターに突っ伏して・・・。師匠はカミナンド、オーチョの基本練習はさぼってもいいよと言ったけど、それを省いたら意味がないので、それもこみでグループも受け・・・。人と約束してたことに気がついてミロンガにちょこっと顔を出し、ほんの2人(やけに豪華でしたが・・・)と踊り、タンゴ仲間とお茶やらお茶けやらして充実の一日でしたが・・・。

帰ってきてご飯作って食べて、ちょっと横になったらそのままぐっすり朝まで・・・。耳に入れたipodのイヤホンジャックもそのまんま。一度もおきなかったです。

今朝は本当に調子が悪かったので、行きたかったミロンガはあきらめて家にいることにしました。

新レシピのお試しの切り干し大根をグツグツ、アップルパイがオーブンでフツフツ、同じオーブンでその後蕪と牡蠣と帆立のグラタンがグツグツ。スープで煮た蕪とソテーした牡蠣帆立、生クリームとモッツァレラがとろけて優しい味です。上あごやけどしても幸せ。
煮物は大好き。下ごしらえして火にかければ、ほっておく(火にかけたり、冷ましたり)うちに出来上がるから。

怠け者なのですよ、私は。

一目ぼれの幸せ

なんだかタンゴが幸せで堪らない今日この頃。

いつも有難いなぁと思っているのは、出会いの貴重さ。

1年半前の日記に書いたはじめてのタンゴとの出会いの時、タンゴを始めるきっかけになってしまったダンサー(先生、師匠s含む)、約5人くらいのこの人々を今見てもこの上なく素敵だと思える幸せ。

しかもうち2人はそれぞれに素敵だと思っていたら、いつのまにやらペアを組んでいた(汗)。

私は間違ってなかったんだ。タンゴに関する直感だけはとても大事にしてます。

ほかの事はあてにならないけどね。

おいしすぎ

今日は亭主が仕事なのをいいことに朝風呂に入ってからお出かけ。

まずはTango仲間のN嬢と毎度おなじみのラ・クローチェでお昼ご飯!ピッツァ・ルスティカ(サラミと卵とモッツァレラ)とサルシッチャ(自家製腸詰)と野菜のリゾットをシェア。量もしっかりある上に、どっちも地味な組み合わせなのにチーズがとても美味。グリーンサラダも美味。セットのサラダがおざなりだとすっかりテンションが下がってしまうのでこれはとても大事。お水代わりに出てくるフレーバーティーもおいしくて、思わず買ってしまうN嬢。お気に召していただけて何よりです。おいしいね。

そして知る人ぞ知る、いつもの土曜午後のミロンガへ。ここのミロンガは最近お気に入りですっかり定番になっています。選曲がよくて、客層も最近とてもいい感じ、どういうご縁かオーガナイザーとすっかり仲良くなったのでよく遊びに行くのです。

オーガナイザーは、踊るたびにいろいろなTipsを教えてくれてほんとに面白い。もちろん踊ってる最中は真剣だけど、軽い曲のイントロとか、曲と曲の間にちょろちょろっと、私がぜんぜん考えたこともなかったようなことを話してくれるのです。先日あるMilongaの曲名(El Entrerriano)で盛り上がってから、最近の話題はイントロクイズ「これ知ってる?」「うーん、Gallo Ciego」、「これは?」「あ、なんだっけ」「La Yumbaだよ。有名じゃない?」「あんまり好きじゃないから覚えなぁい」。曲の分類としてダウンとアップという分類があるということも教わりました。どこにアクセントがあるかで踊り方が変わってくるらしいのです。Gallo Ciegoなんかは完全にダウン、こってり地を這うように踊るの。なるほど!!目から鱗でした。おいしい。

彼の踊りも個性的なので、実は最初「これって何?」っておもったけど、慣れてくると変化に富んでてものすごく面白い。飽きるってことがないのです。プロなんだから当然といえば当然だけとリードを信じて身体を運んでいれば絶対失敗しないし、態勢が崩れてしまっても綺麗におさめてくれる。そして、これはなかなかプロには稀なことに惰性で踊ってるなぁと思ったことが一度もありません。常に彼自身が音楽を楽しんでて踊りを楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。その茶目っ気がわたしにも伝わってきてとても楽しい気分になるのですね。おいしい。

これはミロンゲーロと踊っていても通じること。自分がのりのりでも、相手が抑え目だと楽しく踊れないし、相手がのりのりでも「ちょっと待ってよ!」ってときもある。「この曲はこんな感じ」という音楽観が偶然重なる相手や、理解して互いにすり合わせていける相手というのは本当に貴重だなぁとつくづく思います。

今日のTangoNegroやTocaTangoは因縁の対決ができて幸せ。大好きな曲だからいつもこんな楽しく踊れるとうれしい。おいしい。


さて、Tangoのあとは亭主とご飯。お昼にラ・クローチェに行ったのには実は夜のMenuを偵察する目的もあったのです。とても美味しそうだったので、今日の外ご飯はここに決定。

鰤のスモークカルパッチョ(軽くスモークした鰤が美味、野菜もたっぷり)
平貝の黒いタリアテッレ(しこしこの貝とズッキーニパプリカなどの野菜をオイルパスタにして貝の器に、たぶん生パスタ)
金目鯛の濃厚ソース(パリパリで塩加減絶妙のロースト、身が自然な甘み。ソースとマッシュポテトv美味)

もちろんワインは白で。

Menuを見て来ることにしたなんておくびにも出さずに鰤を楽しんでいたら、ウェイターさんが「お昼はありがとうございました」と、亭主から冷たい視線・・・(汗)。えっと・・・。

フレッシュ苺のトルタとカプリ島のチョコトルタ、特製チーズケーキを買って、タクシーで帰宅。どれも濃厚なのでシェアしても楽しめます。ほんと、おいしいなぁ。

夫はシングルモルトと葉巻も楽しんでご満悦。

Tango,Food,Family三拍子そろった素敵な一日でした。